失われゆく自然を大事にしたい。子どもたちにもっと自然とふれあってほしい。
そんな願いが込められた竜洋昆虫自然観察公園は昆虫たちや自然とふれあうことのできる施設です。
雑木林にはカブトムシやクワガタムシたち、草花や小川のまわりにはチョウやトンボが飛び交い、
池にはメダカや水生昆虫たちが暮らしています。
自然の中の昆虫たちをゆっくりと観察に出かけましょう。
こんちゅう館には、生態展示室、企画展示室、研修室、図書室、標本展示室などがあります。
ヘラクレスオオカブトやオオクワガタをはじめとした国内外のカブトムシやクワガタムシを飼育・展示してあります。カマキリやナナフシなどのいろいろな昆虫を年間を通じて生きたまま見ることができます。
毎年定期的に行われる特別展のメイン会場。時期によってカブト・クワガタ、カマキリやゴキブリなど、色々な昆虫が展示されます。
研修室では各種イベントやスクリーンでの動画上映が行われ、お昼時間にはテーブルで昼食を取ることができます。図書室では昆虫に関する本を自由に読んだり、おりがみを折って楽しく昆虫を学べます。
国内外の約1,700種・約3,000点の昆虫標本が展示されています。世界最大のカミキリムシ・タイタンオオウスバカミキリや青く輝くモルフォチョウ類など、昆虫の大きさや美しさを実物で体験できます。
西ゾーンには、駐車場・遊具広場・昆虫採集ゾーン・トイレがありすべて無料でご利用いただけます。
森の中には木製のアスレチック遊具が設置されています。無料でどなたでもご利用いただけますので、ご入園される前やお帰りの際にぜひご利用ください。
駐車場から昆虫館までにある林や草原は、昆虫採集が可能な場所です。春から夏にはチョウや甲虫類、秋になるとカマキリやコオロギなどを捕まえることができます。みんなの場所ですからあまり荒らさないで採集してくださいね。
中央ゾーンには、こんちゅう館・ビオトープ・学校ゾーン・チョウの花壇などがあります。
小学校の生活科・理科の教科書に出てくる草花や野菜、樹木などが、学校ゾーンを中心とした野外公園内に植えられており、各季節ごとに観察することができます。
メダカの姿を見ることができる小川。童謡「めだかの学校」の歌詞の書かれた看板もありますので、そーっとのぞいて見てごらん♪
大小いくつかの池や小川では、水草や泥の中で各種トンボの幼虫(ヤゴ)が生息しており、ギンヤンマやオニヤンマ、チョウトンボなど、多くのトンボが発生しています。
水辺だけでなく、野外公園内全体がビオトープとなっており、雑木林や草原など、昆虫の住みやすい環境作りをしています。
ランタナやブッドレアなど、チョウの吸蜜植物を中心に植栽された花壇では、アゲハ類やシジミチョウ類、モンシロチョウなど四季折々の昆虫の姿を観察できます。
北ゾーンは全体がビオトープとして整備され、野鳥観察舎、草原広場があります。
観察舎の小窓からぼう僧川をのぞいてみよう。ダイサギやカワウなどの水鳥を見ることができるかも。晴れた日には富士山の姿も探してみてください。
バッタやイナゴ、カマキリなど草むらに生息する昆虫たちだけでなく、空を飛び回るトンボやチョウも観察することができます。春や秋にはお弁当を食べるのにもちょうどいい場所です。
ブロックの穴に隠れているモツゴや、テナガエビ、コマツモムシ、モクズガニなど、水中生物たちの様子を観察することができます。水面のアメンボが泳ぐ姿も必見です。